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ギィ……
古びたドアが開けられる。扉の向こうは煙草の煙や料理の煙で真っ白だ。
中に入ると酒の香……なんて甘い匂いではない。酒を頭から被ればこんな感じになるのだろう。
そんな中進んで行くとカウンターが見える。
カウンターの奥には給仕係が着るようなメイド服を来た女の子が二人いる。カウンター越しに話している女性も見える。明らかに人間ではない。
耳が長く目付きも鋭い、噂に聞く竜人族だろう。
そんな者は放っておいて、カウンター奥のメイドに話し掛ける。
?「ここでハンター登録をしてほしいんですけど」
メイド「ここに詳細情報を記入してください♪後々ギルドカードとして発行しておきます♪」
?「わかりました♪」
そう言って渡された紙に?は書き始めた。
名前…アラタ
出身地…東北に浮かぶ島の真ん中
年齢…17
得意武器…集団の場合はガンナー、単身の場合は片手剣
趣味…煙草を吸いながら釣り
チーム(所属していなかった場合はとばしてください)…白き翼
アラタ「こんなもんでいっか♪できました!」
そう言って用紙を渡した。
メイド「ハイ♪確かに承りました♪少しお時間かかりますが、何か食べますか?」
アラタ「いえ…それよりも同じ出身の人を探してほしいんですが!」
メイド「かしこまりました♪えぇ~っと……現在ですとお一人だけいますね♪」
アラタ「ドコッスか!?」
メイド「あそこの席で飲んだくれてる方です♪」
指を差された所には白い鎧に包まれた人がいた。
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