A day.1

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「だけど、ラブレターなんて今時古風だねぇ」 望美は朝の爽やかな空気に似合わない、呆れた表情で私を見た。 「だって望美が書いたら、って言ったんじゃ……」 「んー。そんなこと言ってたっけぇ?」 私は望美の横顔を睨んだ。 望美はその様子を見ると、吹き出すように笑った。 「まあまあ、そんなに怒らないでぇ。素直な所がこーこのいい所なんだからぁー!」 「…………。そうかなぁ」 彼女、亀木 望美とは家も近所で、小さい頃からいつも一緒だった。 いわゆる幼なじみというやつだ。 中学生になった今も、こうして一緒に仲良く登校している。 先輩のことも、色々相談にのって貰っていた。 そんな望美に不意打ちで誉められたのは、少し恥ずかった。 遊ばれているような気もするけど。
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