黄金郷エルドラド

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ここから、大佐について述べたいと思う。 何故なら、大佐にはいくつかのミステリーがあるのだ。 大佐は、セイロン(現スリランカ)に赴任することが度々あったが、1886年には僧衣を纏った人物から「あなたを長い間待っていました。これがあなたの守り神になります。」と言われ、仏陀の彫刻を送られた。 大佐には、ニーナという妻がいた。インドの北から来たという聖者達に「ニーナは、5月の仏陀の日に、世界の新しい人種の父になる、男児を産む。その子が成長した時、遠い南の地で父親に同行し、二人とも行方を絶つだろう、ただし気にしてはならない、それは夫妻の息子が新しい文明の胸中に戻る為なのだから。」 と言われたのです。 月日が経過した5月19日、仏陀の祭典の日に、ニーナはジャックという男の子を産んだ。その後は言うまでもなく、聖者の予言通りになる……。 大佐は、エル・ドラードをアトランティスの植民市と考えていた。 根拠としては、二度目の探険の前、予備調査した時に、アトランティスを思わせる物を、一部発見したといわれているからだ。 もしもこれらの事が真実なら、黄金郷エル・ドラードが存在した可能性は否定できない。 気になる点は、全て本人から直接伝わった資料では、ないことだ。
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