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「そうなの?」
首を傾げるシオ。
そんなシオに
「大げさな表現だけどね」
と言って彼は苦笑した。
「御印は家系の象徴なの。
過去に貴族や王族とゆかりのある人にはその御印が現れるのよ」
「現れたらどうなるの?」
その質問を待っていましたかと言うように彼女は両手を組みまるで夢を見る仕草で
「そりゃ、もちろん貴族入りよ!
なんたって、御印が証明してくれるんだから!」
「でも、イオラは貴族じゃないか」
その言葉にシオは耳を疑った。
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