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「それに、我が校には王子様までいますからね」
そう意地悪っぽく言う彼女。
確かに言われてみれば、アストラルの王子が入学する学校である。
どれだけすごいかがそこから伺える。
『ボク、実はそんなにすごい学校にいたんだ……』
「大丈夫?シオ?
何か顔が青いわよ?」
その答えに何でも無いよと苦笑しかできない彼だった。
「そういえば、うちの王子様は一体どこをほつき歩いてんだか、そろそろ儀式が始まるってのに」
「白い庭じゃないかな」
「図書館かもね」
快晴の空を窓越しに見ながら三人は思うのだった。
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