~御印の儀~
7/7
読書設定
目次
前へ
/
473ページ
次へ
暖かい日差しを背に感じてもソルトの胸の内は冬のように冷たかった。 記憶に残るこの場所の思い出。 彼は何よりもここを嫌っていた。 初めてこの場所に連れられた頃は幼く、閑散とした部屋に響く声が何よりも恐ろしかった。 あと五日。 これが示す意味をソルトは理解していた。 「………整理…か…」 流れる雲を仰ぎ見る。 その後、制服の襟を握りしめた彼は決意したように出口へと歩き出した。
/
473ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1629人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
17(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!