~鑑定士~

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シオが何だろう?と思って見ているとキュポンという音を立て栓が抜かれた。 「早速、あなたの御印を見せていだきます。 心配しないで下さい。 痛くもかゆくもありませんから」 そうにっこりと笑うとルルは瓶をシオに渡した。 わけが分からず受けとると…… 黒い棒が一本伸び、 二本……三本…… 「あっ、あのっ……こっ、これっ」 今にも瓶を離したい思いでシオはルルに助けを求めた。 次第に棒の先には黒い丸い毛の生えた物体が…… 「あのっ!あのっ!何か出てます!」 大丈夫です。そう彼女はにこやかに微笑むだけだった。
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