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「あたしはどんな御印が現れるのかしら」
「あたしは花の御印がいいわ」
「俺は狼の御印だな」
御印の儀が行われるこの日。
普段は落ち着いている教室も今日は生徒の話し声が飛び交い、一段とざわめいていた。
「やっぱり、緊張するね」
部屋の一角。
シオの周りを囲むようにウィルとイオラの姿があった。
「あぁ、この御印の結果によって人生大きく変わるものね」
二人とも御印の儀が気になる様子でどこかそわそわしていた。
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