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追いながら黒豹のように大きくなり、ジュランはその背に飛び乗った。
そのままフィースローは宙を走り出す。
どす黒い森を背にして、美しく星の輝く夜空に、その姿が浮かび上がる。
ジュランは、白銀色を身にまとい、存在感に溢れた姿で輝いていた。
フィースローは、そんなジュランの事がとても大事で愛しかった。
贄としてあの国から捧げられていたのを見つけて拾い、出会った瞬間から心を奪われている。
家族であり、相棒であり、唯一無二の存在。
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