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そこは、おいそれと人間が近付く所ではなく、 よほどの事がない限りは、人間は誰も近寄らない。
稀に、自殺願望者のようなマイナス的思考の者が、いつの間にかフラフラと引き込まれ、帰らぬ者となる事はあった。
それと、贄。
家内の災厄は魔の森の魔物が引き起こしている、と、迷信か事実か定かではないが、そう思われたら最後、一家の誰かが贄として差し出す事があった。
術による儀式で転移される事が多く、贄は、見つけた者勝ちで魔物に食された。
それで厄災がなくなったのかは永遠の謎であるが…。
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