フィースローとの出会い

6/14
前へ
/66ページ
次へ
数秒後に到着すると、赤子が一体、底無し沼にいる魔物によって沼に沈もうとしていた。 フィースローは、狩る者の鋭い目付きで沼の上を悠々と歩きながら、ゆったりと尻尾を揺らす。 沼の魔物は、フィースローが前肢を沼につけた時点で獲物を彼に譲っていた。 その時点で赤子は沈まなくなり、フィースローは、近寄りながらじっくりそれを観察した。
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

744人が本棚に入れています
本棚に追加