毘沙門天

暴走族、月(ﾑｰﾝ)の襲来!!

暴走族月(ﾑｰﾝ)は、二年生の連中が作った暴走族で、総勢約12人の暴走族である。

ﾑｰﾝの頭は、二年生の小川 修治(おがわ しゅうじ)
身長170センチ、体重60㌔で、髪型が金髪のリーゼント、まさに昔の不良みたいな男だ。

ﾄﾓﾉﾌﾞにやられた不良達５人は、ｼｭｳｼﾞの中学時代の後輩で、ﾑｰﾝのメンバーが7人しかいないので、強制的に入学直後からﾑｰﾝに入れられた奴らであった。

ケガを負った５人はﾑｰﾝのメンバーを引き連れ、ｹﾝｲﾁ達三人を見つけた。

ケガした不良
『あっ!!
いましたｼｭｳｼﾞさんっ!!
あいつです!!
あいつらです!!』

ｼｭｳｼﾞ

『よぉ～し!!
おまえらのために
あいつらの泣き面を
見せてやるぜぇ!!』

そしてﾑｰﾝの総長ｼｭｳｼﾞは、ｹﾝｲﾁ達を呼び止めた。

ｼｭｳｼﾞ
『おぉい!!
そこのクソガキぃ!!
ちょっと待たんかいっ!!』

ｹﾝｲﾁ達は振り向いた。

ｹﾝｲﾁ
『ん？俺ら？』

ｼｭｳｼﾞ
『てめぇーら
俺の可愛い後輩を
やってくれたようだなぁ？
あぁ？』

ﾄﾓﾉﾌﾞ
『ざけんなコラァ!!
そっちが先に
喧嘩売って来たんだ
ろ～がっ!!』

ｼｭｳｼﾞ
『だまれっ!!』

ｹﾝｲﾁ
『俺がタイマン
してやるよ!!』

ｼｭｳｼﾞ
『なんでもいいから
さっさと来いやっ!!』

こうして、ﾑｰﾝメンバーとﾄﾓﾉﾌﾞとｺｳﾍｲが見ている中、学校の門の前でのタイマンが始まろうとしていた。