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タイマンすることになったケンイチとシュウジは睨み合い、今にも闘いが始まるような殺気だった空気が流れていた。
ついにケンイチ始めてのタイマンだ。
ケンイチはタイマンだと言ったものの、内心ドキドキだった。
ケンイチは、空手の組み手なら何度もやったことはあるが、タイマンはない、さぁ勝てるのか………。
ケンイチ
『しゃーっ!!
行くぞコラァ!!!!』
ケンイチがシュウジに近づくと、シュウジはかなり冷静だった。
シュウジ
『早よう来んかいっ!!』
ケンイチは物凄いスピードで振りかぶり、フルスイングで右ストレートを打った。
『バキッ!!』
シュウジは、ケンイチが弱いと思い込んでいて、ケンイチのパンチなど避けれると思っていた。
しかし、ケンイチのパンチはスピードもあり、パワーもある、油断したシュウジはケンイチの一撃を顔面に喰らい、1メートルほど飛ばされて倒れた。
シュウジ
『グハッ……………。』
シュウジの心の声
『こ、こいつ…………。
シャレんなんねぇー
強すぎる……………。』
シュウジはケンイチの一撃で記憶が飛びそうになり、焦って言葉がでず、立ち上がる気力も無くし、動く気配がないようだ。
ケンイチはその隙間に踏み付けるようにシュウジの胸辺りを蹴った。
『ボキッ!!』
この瞬間、回りに嫌な音が響き渡った………。
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