103人が本棚に入れています
本棚に追加
ケンイチは危なそうなスキンヘッドの男がCDラジカセを爆音で流している姿に驚いたが、ケンイチは爆音に腹を立て、物凄い形相で睨み、マコトに叫んだ。
ケンイチ
『コラァー!!!!
うるせぇーぞクソハゲぇぇ!!
ラジカセ止めやがれっ!!』
マコト
『……………………。』
どうやら爆音のせいでマコトはケンイチの声に気付いていないようだ。
ケンイチは気付かないマコトに怒り、マコトに近づいてマコト左腕を掴み、おもいっきりひねった。
マコト
『イデデデデデデデ!!
や、やめろぇ~!!』
マコトはびっくりしてラジカセを落としてしまった。
『ガシャーン!!』
ケンイチ
『おぉい!!
朝っぱらから
古い曲爆音で
流しやがって!!
てめぇ殺すぞ!!』
ケンイチはそう言うとマコトの腕をさらにひねった。
マコト
『ヒイイイイイイイ~!!
勘弁してください。
ごめんなさい!!
ごめんなさい!!』
こうしてあっという間に野入マコトの高校デビューの野望は見事に高校入学初日に打ち砕かれたのであった。
クラスの生徒の目の前で1番やばそうなマコトを、あっという間に下したケンイチの姿を目の当たりにしたクラスの生徒は、思わず息を飲んだのであった。
最初のコメントを投稿しよう!