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『バキッ!!』
タカアキ
『グハッ!!
な、なにするんだっ!!
あっ!!!!
歯が………………
歯がない……………。』
なんと、ケンイチの怒りの右ストレートはタカアキの口元ら辺に直撃し、タカアキは前歯が一本折れ、口元から大量の血が垂れ流れた。
ケンイチ
『ギャハハハハ!!
歯がねぇー!!
どれ、よく見せて見ろっ!!』
タカアキは涙を流しながら口をケンイチに見せた。
すると、見事に歯が一本だけ折れていて、まるで穴が開いようだった。
ケンイチ
『ギャハハハハ!!
ざまぁーみろっ!!
傑作だぜぇ!!』
タカアキ
『歯が……………。
歯…………………。』
こうしてケンイチに歯を折られてしまったタカアキは、その日一度も口を開くことはなかった。
そしてその日は何事もなく終わり。
授業が終わると、ケンイチは帰って行った。
のんきに高校生活を楽しんでいたケンイチは、このDA高校の恐ろしさを何も知らずにいた。
この学校は稲沢でもトップクラスの不良達がいる学校で、なんとこの学校の不良は、犯罪を起こして警察に捕まりそうになっても警察をボコボコして返り討ちにしてしまう奴らばかりだった。
つまり、この学校の生徒はなんでもやり放題、刺したり刺されたりなど日常茶飯事なのである。
果たしてケンイチはこの学校で生き延びることができるのか…………。
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