鉄パイプの男

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鉄パイプの男

次の日、午後5時になるとケンイチは学校に登校し、自分のクラスに入った。 すると、なんと教室では5人の不良が頭から血を流して倒れていて、その中に一人の男が血付いた鉄パイプを持って立っていた。 その男名前は原田 友信(はらだ とものぶ)、身長165センチ、体重65㌔、髪の色は茶髪、出身地は稲沢だ。 トモノブはケンイチの親戚で、中学時代に、剣道をやっていて相当な腕前のようだ。 トモノブは喧嘩慣れしていて、自分の中学でトップに立った最強の男である。 そして武器を持つととにかく強いのだ。 トモノブが中学二年生の時、鉄パイプを片手に12人の不良をたった一人で倒した事で有名で、今では伝説になっている。 数々の闘いで有名になったトモノブは、稲沢の死神とまで呼ばれるようになっていった。 そして親戚なので非常にケンイチと仲が良く、本気でプロレスごっこをすることもあったが、ほぼ互角の男だった。 ケンイチ 『あれ? ノブじゃねぇーかっ!! また派手にやったなぁ~。』 トモノブ 『おうケンイチ!! 久しぶりだなぁ!!』 ケンイチ 『俺もこの学校に 入学したのか? 昨日いなかったじゃん!!』 トモノブ 『昨日はちょっと 用事があってなぁー!! んでこの不良共が 喧嘩売ってきたから まぁこんな感じだわ!!』 ケンイチ 『そうかぁ~ おまえどのクラスだ?』 トモノブ 『俺?Bクラスだぜぇ!!』 ケンイチ 『そうか!! じゃあ俺と一緒だなっ!! 楽しくやろうぜっ!!』 こうしてトモノブと一緒のクラスになったケンイチだった。
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