夕暮れ

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黄昏時の薄闇の幕は とても優しい色だった 其れは僕には優しすぎて 胸が苦しくなった 淡く儚い 蒼は僕の いつだって心の故郷だった 君の深い瞳に広がる 優しい色を重ねたら きっとこんな不思議な色に ……なるんだろうな 君の懐より広い 此の色に抱かれて 今僕は 寂しい気持ちを 押し殺して 君の面影を 描いているよ 弾ける笑顔で 心慰めてるよ
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