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僕の小さな心は いつだって何かに怯えている 傷付く事 傷付けられる事 そんな事に 怯えている 「叱られないように…」 「良い子でいなきゃ…」 いつしか僕は 自己表現が苦手になっていた 何か云ったら 怒られるんじゃないかと ビクビクしながら 相手の顔色を窺うんだ 愛想笑いだけ浮かべて だけど上手く笑えなくて 何も知らなかった子供時代に 憧れる 不安の代償は 大きすぎて 気付くといつも 刃物を握ってる 傷付けることでしか 血を流すことでしか 痛みでしか 自分の生を 認識出来ない 生きてる意味など 分からない 皆同じ筈なのに どうして 僕は 輝く赤い液体と 心地良い程痛む傷でしか 不安を払えないのだろうか?
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