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第一楽章~僕の無くしたもの
一昨年の秋のことだったか。
ある金曜の夜、暇な僕はいつものように暇そうなKを飲みに誘う。
運よく予定がなく、しかもちょうど仕事終わりのKは僕の誘いに乗り、池袋で待ち合わせた。
居酒屋2軒、キャバクラ1軒、締めはラーメン屋という、二人の王道パターンでこの日の飲みは終了した。
午前2時。
池袋東口よりタクシーを拾う。かなりの酔っ払い。
Kを途中で降ろし、東十条へ。
睡魔と戦いながらも、なんとかタクシーを降りた、ような。。
僕の記憶は都合よく途絶えた。
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