第二楽章~僕の乗る電車

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第二楽章~僕の乗る電車

遡ること10年前。 大学3年のときの出来事。 僕は40人を率いる、合唱サークルで指揮者を務めていた。指揮者といえば技術部門のトップであり、やりがいもさることながらプレッシャーもただならなかった。 そんなある土曜日、いつもの練習のあと、飲み会が催された。 うちのサークルは文科系にも関わらず飲みは割と派手な方だ。 案の定その日の飲みも、一気、ちゃんぽん当たり前の、いわば地獄絵図が繰り広げられていた。 一気のターゲットはもちろん僕。のだめに出てくる千秋先輩ばりのスパルタはストレス発散に持ってこいだろう。 僕は飲まされ、そして飲んだ。
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