12人が本棚に入れています
本棚に追加
大太鬼は何が起こったか理解出来ないでいた。
リージュ「次はお前だ。」
大太鬼は口を開くと、リージュの前の地面が砕ける。
リージュ「空気の振動、声は低周波か高周波のために聞こえない。」
大太鬼「わかっていても音速はかわせない。」
またしても口を開くが、エクスカリバーンの一閃により消し去る。
大太鬼「ばかな…。」
リージュ「行くぞ。山吹。」
相手の懐に入り、切り上げをして、仮面を切り裂く。
リージュ(次は、ここから西の修練場だな。)
リージュは兵士に囲まれる前に修練場に行く。
着くと、一人の少女が鬼に殺されかけていた。
少女は10年前の少女同様に青い髪と青い瞳だった。
鬼「死ねえ。」
リージュの千本が鬼の腕に刺さる。
リージュ「大丈夫か?
怪我はないか?」
少女はうなずく、リージュも見た限り怪我はない。
リージュは青い色の千本を少女に渡した。
鬼「我は阿鬼。滅鬼様10集の一人だ。まさか、我らの敵とは死の風とはな。」
リージュ「御託はいいからかかって来い。」
二人は同時に千本を投げる。
リージュ「白。」
阿鬼「ホワイト。」
千本が途中で別れ、互いに互いの千本を消す。
リージュ「黒。」
阿鬼「ブラック。」
二人はまたしても千本を投げると、二つの千本は黒くなり互いにぶつかる。
だが、リージュの千本を破壊して阿鬼の千本が飛んでくる。
リージュは弾く。
阿鬼「同じ技とは皮肉なり。」
リージュ「お前らごときと同じにするなぁ。」
リージュが投げると阿鬼も投げる。
リージュ「灰。」
リージュの千本は灰色に変わり、白の時同様にわかれる。
阿鬼「ホワイト。」
リージュの千本は阿鬼の千本を物ともせずに飛び、阿鬼に全部命中する。
阿鬼「ふざけるなぁ。」
地面から剣を錬製するとリージュに襲いかかる。
阿鬼「滅鬼流奥義 紅振天撃。」
リージュ「天魔流 列振紅撃破。」
リージュは阿鬼の一撃を避けるとニ撃目が来る前に技を入れる。
切り上げ、中に浮かせると、切りつけながら叩き付ける。
阿鬼「ならばせめて奴を。」
阿鬼は千本を少女に投げる。
少女は不思議な気力に守られて、千本が弾かれた。
阿鬼「なに、変華だと。お前がか、お前が滅鬼様……。」
阿鬼は笑いながら死んで行く。
最初のコメントを投稿しよう!