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リージュは遅れて感じる痛みに、左肩を抑える。肩からは血が流れていた。基本的にリージュは左手で剣をもっている。
リージュ(あと、一体で殲滅終了だ。)
少女「あの、怪我は大丈夫ですか?」
リージュ「俺にかまうな。」
城の壁が砕け、オフェルトが飛んでくる。
オフェルトも鬼もかなり傷をおってしまっている。
オフェルト「リージュ、なぜ貴様が、鬼の仲間か?」
リージュ「ふざけんな。俺をあんな奴らと一緒にするな。」
鬼「それはこちらも同じ、高が人間風情が。」
言葉を吐き捨てる。
少女「お兄様。」
オフェルト「手を出すな。鬼に勝てずに誰が国を守る。これは私の戦いだ。」
それでも戦おうとする少女。
リージュ「おい、やめろ。これは意地の戦い、信念をかけた戦いだ。」
少女は唇を噛み締めて我慢をする。
オフェルト「行くぞ、熱鬼。」
ガレキに埋まっていた剣を持ち、切りかかる。
剣は刃の部分と同じほど長い、握りの部分が同じながさの剣だった。
熱鬼は全て紙一重に避けるとカウンターにトンファーで殴る。
鎧があるためにダメージはかなり削られる。
だが、たまっているダメージにより、倍の痛みが走る。
オフェルト「我が国に逆らう事は許されぬ。」
全ての攻撃をトンファーの短いリーチで落とす。
だが、オフェルトの剣を弾いていた部分からトンファーは氷始める。
そして、一瞬で砕けちる。
油断した鬼の仮面を砕き眉間に剣を突き刺す。
鬼が動かなくなるとオフェルトは安心して尻餅をつく。
リージュ(そろそろ、行くか。)
行こうとすると身体中に武器を向けられる。
その状態のまま、王座の間に連れて行かれる。
国王「リージュよ、鬼とは何者だ。
我が国も今回の事で本気になった。」
リージュ「鬼は80人の仮面を付けた戦闘員で、その中に四大鬼と呼ばれる奴らがいる。後は残りの奴はコイツらみたいに鬼の刺青がある。」
国王の周りにいた三人の家臣たちの腕の服が破れ、刺青が見える。
国王「鬼の強さは?」
リージュ「オフェルト以上だ。」
国王「お主には我が兵士になってもらう。」
リージュ「嫌だね。」
身体中に当てられている武器が軽く刺さる。
リージュ「ウゼゥ。」
リージュの気力で風が出て、兵士を吹き飛ばす。
リージュ「一時的なら、水竜王の涙で我慢する。」
国王は渋々頷き、契約書を差し出す。
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