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リージュはレオの強さを見るために真剣に見ていた。ライはレオを見て退屈そうにしている。
レオの突きは突然現われた水の壁により威力を半減されたが、右肩に突き刺さる。
水鬼「くぅ。我には荷が勝ちすぎるか?」
レオ「次で決める。消え失せろ。」
水の壁が消えた今は水鬼を守るものはなくなっていた。
レオの切り下げは悲鳴によって中断された。
ジョニー「キャァ。」
一同はジョニーを見る。
ジョニーに抱き付くような形でナイフをジョニーの首に向けた。
鬼「水鬼よ、助けに来たぞ。死ぬ逝く者への手向けだ。我が名は金剛鬼なり。」
向けられたナイフは首から腹部へ変わる。腹部の服を切って皮膚があらわになる。
皮膚にナイフの刃先が刺さり、ナイフに血がつき、ジョニーの腹部から血が垂れていた。
リージュの中で死んだマイが浮かび上がる。それは腹部から垂れる血のせいだとリージュは思い込もうとしていたがすぐに怒り狂う。
金剛鬼「武器を捨てろ。」
レオとライは武器を投げるが、リージュは強くエクスカリバーンを掴んでいた。
金剛鬼「捨てろって言ってるのが聞こえないのか?」
リージュ「人質なんてくだらない手を使ってんじゃねぇよ。」
声より先に金剛鬼の両腕がその場に落下する。
だが、叫ぶ事すらさせずにリージュは金剛を殺した。
人質がいなくなった瞬間を二人は見切り、雷滅剣とムラクモを掴み、同時に水鬼を切り裂く。
水鬼の死によりこの戦いは集結を迎えた。
血一滴すらついていない四人はそれぞれの想いを胸に水の国の城に行く。
そして、ライ、レオは客室に案内されて、二人は夕方とゆう時間だったために出て来なかった。
リージュは自分の部屋の窓から真っ赤な夕陽を見つめる。
リージュ(見ているか?マイ。)
ノック音で我に返る。
リージュはジョニーであることを確認すると部屋へ入れた。
ジョニー「今日はありがとう。助けてくれて。」
屈託のない笑顔がマイを思い出させる。
リージュ「俺が勝手にやったことだ。」
ジョニー「でも、ありがとう。リージュ、そばにいてね。」
そう言って部屋をでるジョニーは千本を落とした。
リージュ「なんでアイツが俺の千本を持ってるんだよ。」
リージュは一度考える事をやめて睡眠を取る事にして横になる。
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