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リージュが息をきらしてついた時にはほとんど生きている者の気配を感じなかった。
歩いて気力のするほうに行くと、知ってる顔の死体がいくつも転がっている。
マイ「リージュ……。」
呼ばれて振り向くと傷だらけのマイが倒れている。
リージュ「マイ、死ぬなよ。僕には君が必要なんだ。」
マイ「逃げて、生きてください。私も貴方のそばにいたか…。」
マイは二度としゃべる事がなかった。
リージュ「許さねぇ。俺は絶対許さねぇ。」
リージュは剣を抜き、気力に向かい走る。
気力を出していたのは、鬼の仮面を被った8人の集団だった。
鬼1「まだ、ガキが残っていたか。さっきのガキはリージュが助けてくれるってわめいてたな。」
鬼達は笑いだす。だが、怒りにより殺気を出していたリージュに奥にいる二人は黙っていた。
リージュ「殺してやる。天魔流列迅剣。」
リージュは右手に剣を持ち、左手で風を起こし、剣と合わせる。
鬼の大半はまだ笑っている。笑っている鬼に近づき鬼の首筋を切り裂く。
一人を殺された鬼達は黙っていなかった。
リージュはアイツらの話など聞こえていなく、構わず相手をする。
まずは距離を取り、千本を投げる。
リージュ「引っ付け、我が気力よ」
投げた千本に指の先から細い気力の糸がつき、千本を自在にコントロールする。
千本を一人に集中させ、仮面ごと眉間を貫通させる。
鬼達はリージュを囲み一斉に攻撃をする。足に気力を込めて高くジャンプをして避ける。
だが、敵も甘くはなかった。リージュが飛ぶと リージュを笑わなかった二人の斬撃が入り、リージュは吹き飛んだ。
リージュ(力が欲しい、アイツらを殺すんだ。)
リージュから異様なまでの気力が溢れる。
リージュ「殺してやる。」
そこから意識が無くなる。
次に覚めると、さっきまでいなかった鬼が二人増えて、さらに笑わなかった鬼が傷ついている。
鬼「俺の名を教えてやる。我が名は滅鬼。この魔剣、ストームブリンガーを求めて来た。」
鬼は去った。
リージュ(チクショウ、俺は死ぬのか?)
一人の天使がリージュの前に現れる。
天使「僕はブィーダ。君が生きたいなら僕を受け入れろ。」
リージュ「わかった。俺に力をくれ、ブィーダ。」
ブィーダはリージュの中に入るとリージュの傷は治った。
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