プロローグ

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ブィーダはリージュの中で寝ていたために主導権はリージュにあった。 リージュは生きている人間を探したがいる気配はない。 だが、リージュを呼んでいる誰かがいる。声に導かれて歩くと焼け落ちた家の前に叔父が倒れていた。 リージュ「叔父さん、しっかり頭領。」 叔父「良く聞くのじゃ、リージュ。ワシは長くない。」 リージュ「静かに、今治します。」 リージュが手に気力を集めると叔父はそれを弾く。 叔父「気休めは要らぬ。ワシはリージュの倍生きておる、それにワシの身体じゃ助からないのはわかっておる。いいか、リージュよお前の真実はこの先にある。」 そう言って、崩れた家を指差している。 叔父「リージュに、我が家の宝剣エクスカリバーンを託す。」 なんとも安らかな顔になり眠るように死んでいる。 リージュは町の死体を全部埋めると、自宅の地下にむかい歩く。 リージュ(叔父さんが託したい剣はなんだ。) すぐに行き止まりについてしまって、光がいたるところから現れリージュの体に当たる。 声「確認、DNAが一致しました。」 リージュの前の行き止まりが崩れて道が出来る。微妙な光すら反射する綺麗な何かがある。 リージュは瓦礫を退けるとそこには八つのパチンコ玉ほどの珠が特徴的な白銀の剣が大地に刺さっている。 リージュ「いい剣だ。俺がお前を使う。」 リージュが地面から抜くと八つの珠が世界各国に飛び散った。 リージュ「俺を認めないか。力づくで認めさせてやる。」 リージュはエクスカリバーンを高く掲げた。 すると大地が動き町は空に飛んでいった。
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