クジラにあこがれた甲虫

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なんと美しいのだろう。 ほぅ………と甲虫はため息をついた。 その視線の先にはくじらが一頭、大きく水しぶきをあげ、潮を噴き、雄大に悠々と、自適に自由に泳いでいる。 その光景に、その姿に、甲虫はまたほぅ……とため息をつく
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