～ＩＮＦＩＮＩＴＹ～

過去と言う名の鎖

「……マ……ぇ……き………」

「……い……ト……！…に……ん………」

トーマ（なんだ…）

「トーマ！ねぇ…おきてよ！」

トーマ「………うっ」

エリカ「トーマぁ……やっと……目が覚めたんだねぇ……」

トーマ「…え？」

エリカ「…トーマぁ……心配したんだよ……？ｸﾞｽｯ………トーマがいきなり倒れてたから……」

トーマ「だ…大丈夫だから泣くなって（汗）」

エリカ「…だって…」

ドクンッ！！

トーマ「ぐあッ！！」

トーマわベットに倒れこむ

エリカ「え！？え！？トーマ…？」

トーマ「ぁぁあああァ！！」

エリカ「ねぇ！トーマ！しっかりしてよ！ねぇ！」

ドクン！

…トーマの過去

「トーマ！早く逃げなさい！」

トーマ「え？母さんわ？早く行こうよ！」

母？「母さんわ良いから………早く行きなさい！」

トーマ「母さん！」

「いたぞ！あそこだ！」

母？「ほらトーマ…兵士達が来たから……見つからないように逃げて………そして生きなさい！」

トーマ「母さんわ！？母さんわ行かないの！？」

母？「母さんわ後から行くから先にいってなさい」

トーマ「でも！」

兵？「大人一人とガキ一人だけだ！早くこい！」

母？「早く行きなさい！」

トーマ「………」

母？「後から行くから早く！」

トーマ「………わかったよ！早く来てよね？」

母？「わかったから早く！」

スタスタスタ…

トーマわそこから駆け出した