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『この先をずっと進んだらね あの人に会えるんだって』   そう幼い少年の指が 果てしない道の先を指した   決して叶う事のない夢を     《そうなんだ…》   何の道標もないこの場所で、 唯唯奥の方には、虹が歪む     《空、青いね》   小さな手を引いてる僕が 口から零す     幼い君からは不思議な言葉。   『うん、だって 僕が上手に色を塗ったからね』  
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