DEEP PURPLE/BURN

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DEEP PURPLEと言えば、ほとんどの人がイアン・ギラン在籍時の第二期を黄金期と解釈するでしょうし、一般的にも、そう言われています。数々の名曲が作られたのも、間違えなく二期ですが、 僕の中では、このアルバム『BURN』こそが、DEEP PURPLEの、そして個人的にはロックアルバムのベスト盤的存在です。 アルバム一曲目のBURNのリフを聞いた瞬間、身体中の血液が沸騰するような、そんな感覚にさえなります。 ロックの持つ疾走感を的確に表現した曲としては今尚、個人的には、この曲を超える物は無い! そう断言出来るくらいの名曲です。 そして、このアルバムと出会ったからこそ、僕は、その後WHITE SNAKEヲタクになるわけですが… WHITE SNAKEの音楽性とは微妙に異なりますが、VOデヴィッド・カヴァーデイルの声。歌が上手いとかという次元では無く、その声の『深さ』みたいな物は彼以外には表現出来る人は居ない。と言っても過言では無いでしょう。 そして、もう一人BAのグレン・ヒューズ。デヴィッド同様、このアルバムからDEEP PURPLEに参加した新メンバーですが、彼は単なるベースプレイヤーでは無くボーカリストとしても、素晴らしい才能を持つプレイヤーで本作タイトルチューンの『BURN』においても、ブリッジ部分のメインボーカルは彼が取っています。後に『BURN』は元DEEP PURPLEメンバーによるセルフカバーを含め、様々なアーティストによってカバーされていますが、個人的にはグレン・ヒューズがソロ活動をしていた時のカバーが本家を凌ぐほどの素晴らしい物だと思います。 二人のボーカリストを配した第三期DEEP PURPLE 僕に取っては一般的な見解とは異なり、二期では無く、この三期がベストです。GUリッチー・ブラックモアのプレイも三期終盤には、その後結成するRAINBOWへと気持ちが動き、やる気の無いプレイになっていると、よく言われますが、気ままなリッチーのプレイ。黄金期と言われた二期においても、やる気の無いプレイは多々あったはず(笑) 万が一三期におけるリッチーのプレイ全てがやる気の無いプレイだったとしても『BURN』のプレイで全てを帳消しに出来ると言っても良いでしょう。
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