大戦の爪痕

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22世紀初頭。地球は未曾有の大戦火に見舞われた。アメリカや欧州を中心とした新自由主義連合とそれに対する中東や南米を中心とする反米勢力が激突。その頃、日本はアメリカとは距離を置き、オーストラリアやニュージーランド、インド、台湾などの国と新東亜秩序を築き、欧米などに対抗しうる連合を形成しつつあった。だが大戦が勃発した事により第3勢力と見なされ、参戦せず中立として戦況を見守る事になる。しかし開戦から1年後、同盟国インドの反米レジスタンスとの繋がりを証拠不十分のまま仕立て上げられ宣戦布告、新東亜条約により太平洋警戒中の同盟国ニュージーランドの護衛艦を米艦隊が撃沈。日本は新東亜条約の同盟国防衛条約に従い対アメリカ、欧州連合に参戦。それから2年半もの間激戦が続くも、新兵器を駆使したアメリカ・欧州の連合国に押され、中東、南米勢は降伏と全滅の憂き目にあう。それから、直ぐに主要国であるインド、オーストラリア、ニュージーランド、台湾も降伏。そして日本は徹底した核攻撃により世界地図から姿を消した。この大戦により世界中の人口は3分の1へと減少。アメリカや欧州は労働力確保の為、敗戦国の移民を受け入れて行く事になる。
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