☀➰潮風➰☀

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あの時から僕の中に住み着いた弱虫な恋心。大事な友達という距離を今日は縮めたいな。今年は海に行けなかったと寂しそうに言ってたから、少し遅いけど今から海を見に行こう。 女の子はサプライズに弱いって誰かに聞いたから。急に言い出したせいなのかな?君は少し苦笑い。 ★白い砂浜に飛び出せば、心和ませる潮風。戸惑う君の手を奪って走り出す。砂に書いた君への想いが「焦るな」って、波が消してゆく。この海だけが僕の気持ち 知っている。 水平線の向こうの方で夕日が沈みだす頃。2人隣に座っているのに君が遠くに感じた。 海を見つめる瞳の中に写る僕は居ないのかな…?でもこの気持ちはどうしても伝えなきゃ消えなくて。 ★オレンジに染まる波の音と、君の髪を泳ぐ潮風。激しく鼓動が胸を打つ。友達という関係から、抜け出したかったよ本当に。君のことが好きだったよ… ★海岸沿いの道を走れば、あの夏思い出す潮風。あの日々の思い出が少しずつ蘇える。砂に書いた君への想いよ、どうか僕が忘れられるまで。遠くへ 遠くへ流れて行って。
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