存在

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「僕は誰なんだろう」 最初の発言がそれだった。 何もない真っ白な世界… そこに僕は立っていた… 今までの事なんかなにも覚えてない   気が付いたらここにいた。   何もない真っ白な世界   「ここはどこなんだ」 僕の声はまるで広いホールで喋った時の様にその世界にエコーする。 そしてその質問に答える人はない。 この広い世界で僕一人きり…     「これからどうしたらいいんだろう…」   僕は何をするでもなくぽつんと立っている。
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