1人が本棚に入れています
本棚に追加
「ドラゴン?!」
「そうだ。お前、ドラゴン見たの初めてか?」
「ど、ドラゴンがしゃべった」
「さっきからしゃべってるじゃねぇか」
不機嫌そうにドラゴンは言った。
でも、ドラゴンて……。
ドラゴンはラテの足を振り落とすと立ち上がった。
そのドラゴンの高さはラテのヒザほどしかない。
「お前、俺のこと小さいって今思っただろ」
「思った。だってドラゴンてもっと大きいんじゃないの?」
「俺はまだ子供なんだ!立派な大人になればあそこのお城くらいの大きさになるんだ!」
「じゃあ、子供のドラゴンがなんでこんなところにいるんだよ」
「それにはいろいろ事情があるんだよ……」
最初のコメントを投稿しよう!