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ドラゴンが言うには――。
ドラゴンは子供の時に人間界に降りてきて一人の人間と契約を結ぶ。
契約というのは人間にドラゴンの力を与えるかわりに一生をドラゴンとともに過ごすというものだ。
ドラゴンは一人の人間の一生を見届け始めて大人のドラゴンとして認められるというのだ。
なんだか不思議な感じだがドラゴンにとって人間の一生は長生きなドラゴンにとっては人間で言う1年分ほどしかないそうだ。
「という訳で!俺と契約してくれ」
「はぁ!?ドラゴンの力なんていらないよ。どう見ても強くなさそうだし」
「何言ってる!俺はこれでも竜王の息子だぞ」
「竜王?」
「あぁ。俺の父親はドラゴンの世界の王様だ」
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