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神様は、この不思議な少女の様子を天からじっと見ていた。
そしていつしか、無知な少女を哀れむ様になった。
何もかも知らないなら、何かを教えてやらねば…
神様は、少女を天国へ連れて行った。
間近で少女の顔を見た神様は、彼女が世界中のどの人間より似ていない事に気づいた。
彼女が、恐れ、憎しみ、恨み、悲しみなどの感情を備えていなかったからだった。
彼女の表情は、上辺だけの物だった。
心がこもっていない。
神様はまず、少女に命あるものとしての生き方を教えることにした。
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