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震えた声で亮くんは続けた。
「嫌ならさ………振りほどいて…??俺のこと……無理やりとか嫌だから……」
亮くんの言葉でまた涙がこぼれる。
どうしてあたしなのかな………？
こんなにもあたしを好きだって言ってくれてる………
「…嫌じゃないってこと……？」
亮くん…………
「あたし……嫌じゃない…………ッでもッ…でも祐真くんのことがまだ頭にあって…」
あたしは一度呼吸を整えて、続きを話す。
「だから…こんなあたし……ダメだよぉ……」
あたしはまた泣いてしまった。
「…いいよ…それでもいいから……」
「～～～～ッ…ぅッ……ひッ……りょぉ…くんッ…」
あたしは亮くんの胸に飛び込んだ。
「無理しなくていいから……な??…まぁ俺が忘れさせてやるッ!!」
亮くんはニカッって子供みたいな笑顔をあたしに向けた。
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