一年目 見習い

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レシピ2 初日    パティスリーモンパルナスに面接を受けにいき、あっさり採用され仕事初日    ドキドキしながら朝7時前に出勤、仕事用の白衣を支給され着てみると、さらにドキドキは増していく。    着替え室を出て、厨房に入り、職場の人達に軽いあいさつ・自己紹介をして仕事がはじまる    おれはケーキのスポンジやシート、タルトなど焼き物をする仕事場に配置された。    洋菓子店の朝は1日で一番忙しい、10時の開店までにショーケースに作りたての生ケーキをそろえなければいけないからだ    入ったばかりのおれは仕事をさせてもらう、とゆうよりは、目まぐるしく動くミキサーやオーブン、そして職人の邪魔にならないように洗い物をしているだけだった。    10時に近づき開店の準備が整うと、ようやく洗い物をしながらもケーキづくりの簡単な仕事もさせてもらえるようになってきた    入ったばかりのおれにはまったくわからない1日の仕事のスケジュールをこなしていくと時間はあっとゆうまにすぎていく    気が付くと時間は夜の8時、立ち仕事に馴れないオレの脚はすこしずつ悲鳴をあげはじめていた    まだ仕事終わらないのかな…    心の中でつぶやきながら雑用を続ける    厨房は休む間もなく目まぐるしく動いていた。    夜の12時、日が変わる少し前に仕事は終わった    おれの脚は普段使わない筋肉が痙攣してふつうに歩けない状態になっていた    「ラグビーをやっていたので体力には自信があります」    と自己紹介の時にいった自分が恥ずかしかった    痛みと疲れをこらえて自宅に帰り 空っぽのお腹にご飯を急いで詰めこみ 風呂にも入らずに布団に入る    脚は痛んだが疲れがまさり、あっとゆうまに眠りについた。    翌朝 朝6時、睡眠不足と脚の痛みをこらえて、お店に向かう    お店に着き、裏口のドアをあけて    「おはようございます」    とゆうオレを見て店長はいった    「おぉ、きたか、昨日はつらそうだったし、みんなもう和月も仕事にこないと思ってたよ」  和月も…? 昨日入った自分を含めて5人の内、二人はお店に来ていなかった。
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