6/16
前へ
/118ページ
次へ
しかし、その日は一日中 こいつと話すことは無かった。 風呂や メシの買い出しで 目を離すことはあったが、 俺が見ている限りでは ずっと殆んど動かない、 メシも食わない、トイレにもいかない、だ。 本当に生きてるのか? いや、多少動いてはいた。 立つ、座るぐらいの変化はあるのだ。 不可解ではあるが、 夕方辺りから もう何もしないだろうと安心しきっていた俺がいる。 だからこそ買い出しに行ったり出来たのだ。  
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1356人が本棚に入れています
本棚に追加