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ある日…
いつもの族の集会のやる野澤に集まった時
柔道部の先輩の中では
族の偉い立場にいた人に
「俺、族を抜けて、柔道も続けたいんです…
お願いします、抜けさせて下さい」
俺はボクシングの事は伏せて話しをした
あの先輩に又何かされたら嫌だったから…
好きな事に没頭して欲しかったから…
土下座して頼んでた…
その時、その族の先輩が
「実はよぉ力から話し、聞いてたんよ…
いつお前が言い出すか待ってたんだけどよ
お前【シメ】られんの怖かったから直ぐに言い出さなかったんだべ…」
俺は泣きながら頭を縦に振った…
「まぁ…しょうがねぇべ…
そうやって力も土下座してお前の事頼んでたよ…
だけどシメるのは決まりだかんな…
わかんな…
それと今後力とは仲良くすんな…
仲間として喋る事も辞める事を誓え」
又俺は頭を縦に振った…
力ちゃんがそんな事してくれてた事に涙が出た…
その後の事は何がなんだか分からなかった…
頭の中が真っ白になり…
気が付けば、左肩にバッテン、右脇、右胸に刃物で切られた後があって 体のあちこちが痛かった…
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