2959人が本棚に入れています
本棚に追加
綺麗な星空だな…。
夜、寝転がって見る星は
何よりも綺麗だ、と俺は思う。
たまにこのお気に入りの
原っぱに来ては星を眺めている。
「星…綺麗ですね」
突然女の声がしてビックリしたが
空を見たまま返事をする。
「そうっスね。ここから見る星
スゲー好きなんスよ。」
「私もですよ。
空気も澄んでて…何よりも綺麗だな、
って思います。笑」
俺はおちついていて
透き通るような声だな、と思った。
「おい、龍!行くぞー!!」
浩太に呼ばれて
俺は女に小さく頭を下げると
みんなの元へと走った。
真っ暗で全然顔が見えなかった―――。
.
最初のコメントを投稿しよう!