青銀の皇子と赤黒の皇子
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しかし、泉の何処にも弟皇子の姿はありませんでした。 兄皇子は泉から上がり、濡れた身体をさすります。 そして…気付いたのです。 振り返り、地べたに座り込みました。 「お前…」 泉の水は、涙の味でした
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