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路地裏は、ビストロの生ゴミ置き場になっている。
そこに
人形が捨てられてあるのを見つけた。
白い腕の関節が逆に曲がり、
生ゴミの袋に寄り掛かるように捨てられた人形が…
ちがう、血が!人形が血を流すはずは無い!
「おい!」
レイモンドは《人形》に駆け寄った。
子供だ。
「おい!ああ、意識が無いな…虐待されたのか?」
レイモンドは自分のマフラーを外して、グラグラになった右腕と体を一緒に巻いて固定した。
よく見れば、ゾッとするような美少年だ。
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