「手に届かないアイドルよりホストがいい」さゆり

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英治は25歳の母子家庭でうまれた。昔から貧乏で、母親をラクにさせたいと20歳でこの世界に入り半年で店のナンバーワンになった。彼はさゆりに彼氏をよそうった。しかもエッチなし。完全色営業である。※色と言うのは恋人によそおいお金を使わせる事。英治曰く… 「エッチすると3ヶ月で終わるんですよ。だからエッチしない。おまえが好きだから抱けないとかいってね。えつ?でも風俗だよって言われたら?それは仕事だから仕方ないだろう?俺はおまえがいないとだめだ。って言えばイチコロですよ」 と笑った。その後あっというまに、さゆりはおさわりキャバクラからヘルス→デリヘル→ホテヘル→ソープへと風俗のおうどうをいった。私と出会ってから一年たらずで。それでも彼女は後悔していないという。 「私小さい時から厳しくそだっていてだめだめづくしで。ブスだと学校でいじめられて。英治だけなんです綺麗だよと抱き締めてくれるの。ジャニーズなみにかっこいい男なんて私を相手にはしてくれないですよ。でもホストクラブは違う。お金を払えば愛情がかえるんです。たとえ英治にとって私は客でもかまわない。そばにいれたら…」 と笑いながらまるで英治の本音をしるかのようにいった。その3ヶ月後英治の誕生日に五百万のシャンパンタワーをすると、今早朝ソープ。夜はデリヘルで稼いで1日十万近くを稼ぐという。 さゆりはいった… 「騙されていてもいいんです。親にも勘当されたし。わたしには英治しかいない。いくとこまでいくだけ」 現在も、彼女は通いつづけている。他の男に抱かれながら英治のためだと自分にいいきかせながら…。
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