最期の日々1

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2人が欠けている教室。      でも、その2人が教室から居なくなるのは珍しい事じゃないから、誰もそんな事は気にしないし、気にする素振りも見せない。     ユサユサと、身体を揺らして教室に入って来た本田も、空席は気にも止めずに授業へと入っていく。     なんの動揺も無しに進められて行く授業は、僕達のクラスでは日常で、ごく当たり前の風景だった。    
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