題名:動けない躰

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   私はMなの。 踏みつけられるのが生き甲斐 さぁさぁ お踏みなさい 躊躇せずにお踏みなさい 靴跡が残るぐらいに 私は泣き顔見せないから       私はマゾだわ 老若男女の踏みつけられ生き甲斐を感じるの さぁさぁ 走り抜けなさい 複数の足が私に降り注ぐ 痛くはないわ だってそれが私の存在価値 涙一つ見せないわ     私ったらドがつくぐらいの変態なのね 汚れた雑巾で拭かれても気持いいだけ さぁさぁ 苛立ったら蹴りなさい 優しくなんかしなくて良いわよ 悲鳴なんかあげないから       だって       だって       私          床なんだから       学校のね    廊下のね       終わり。
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