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このご時世に天井がバカ高い舞踏会会場があるのだ。
吊るされていたカーテンが10メートルくらいだろうか、重さが1tもあるという。
別の天井の高い部屋では、舞踏会の会場にでもするつもりだったのか、吊ってあるルーマニアのガラスで出来たシャンデリアの1つの重さが5tと言っていた。
15レイで英語で説明してくる。
建物の中は撮影ＯＫだったが慌ててうまく撮れなかった。
たまたまルーマニアに向かう飛行機の中で見たアメリカのアニメ漫画のシンプソンズに出て来たイカれた政府の役人の言葉を思い出させた。
「権力を持ったイカれた奴でないと面白いことは出来ない」と。
まさにチャウシェスク大統領はそういう人物なんだろう。
200何人も大工を使ったと言い、そこからチャウシェスク大統領がとんでもなく自分たちだけのために、「おかしなものを作っている」と噂が広がりバレたのだろう。
統一広場という通りをバルコ二ーから眺める。
統一広場はパリのシャンデリゼ通りに似せて造るため、ことごとく歴史的建物を破壊したという。
こいつは、君主になりたかったんだろう。
そうとしか思えない。
この写真が国民の館から見た統一広場だ。
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