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私と智生は見つめ合い、お互いに目を反らした。
そして、二人とも顔を真っ赤にしてうつ向いた。
『いいから!!話してこいって!!』
賢吾さんに言われて、私と智生は、奥の席に行った。
私と智生は、しばらく何も話さなかった。
先に口を開いたのは、智生だった。
『今、何してんの?』
『今は、デザイナーの仕事をしてるよ!!』
『そっか!!夢が叶ったんだな!おめでとう!!』
智生はそう言うと、優しく微笑んだ。
『うん。ありがとう!!
ねぇ、智生・・・彼女できた?』
『いや、いないよ・・・。千歳は?彼氏できた?』
『ううん。いない。
私、ずっと仕事が忙しくてさぁ・・・
彼氏作る時間なかったんだよね・・・。
智生は・・・どうして!?どうして彼女作らないの?』
私がそう言うと、智生は、顔を真っ赤にしていた。
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