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私は、カウンターに座ってた悠司の隣に座った。
すると、賢吾さんは、ニヤニヤしながら私達を見ていた。
『千歳、こいつさぁ、ずっと千歳に会いたいって言ってたんだ!!』
『えっ・・・!?』
『なっ・・・なんで言うんすかっ💓もうっ!!』
『いいじゃねぇか!それだけ、千歳のこと好きだったってことだろ!!すばらしいじゃねぇか!!』
『そっ・・・そうかなぁ・・・💓』
智生はそう言うと、顔を真っ赤にしていた。
私は、そんな智生を見て、クスッと笑った。
すると、智生は、私をジッと見てから肩を叩いた。
『なんだよ💢笑うなよっ、千歳!!』
『ごめん・・・。
でも、なんか、5年前に付き合ってた頃もこんな感じだったなぁって・・・💓
こうやって、二人でカウンターに座ってさぁ・・・いろんなこと話してたじゃん!!』
『そうだなっ!!
また、お前とこうやって座って話ができるなんてな・・・なんか、すげぇ不思議だよ・・・。』
『そうだね・・・不思議だよね・・・。』
私と智生は、それぞれ昔のことを思い出していた。
そして、しばらく誰も話さなかった。
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