176人が本棚に入れています
本棚に追加
/61ページ
そして、智生はカウンターから出てきた。
『じゃあ、賢吾さん、明日からお願いします!!』
『おう!ビシバシ行くからな!
まっ、今日は、楽しんでこいっ!!
千歳、また来いよ!!』
『うん。また来る!
じゃあね、賢吾さん!!』
私は、そう言うと立ち上がり、智生の手を掴んだ。
『じゃあ、行ってきます!!』
智生はそう言うと、私の手を引っ張った。
私と智生は、クローバーを出た。
そして、しばらく歩いたところで立ち止まった。
『千歳、どこ行きたい?』
『私は・・・智生と一緒なら、どこでもいいよ!』
『そっか・・・。
じゃあ、海でも行くか?』
『うん。行く!!』
私はそう言うと、微笑んだ。
すると、智生は、優しく笑って、すぐ近くにある駐車場の中に入って行った。
私は、智生の後ろにくっついて行った。
最初のコメントを投稿しよう!