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智生は、一番奥のオープンカーの前で止まった。
色は、綺麗な黄色で、外車なのか左ハンドルだった。
私は、車のことよく分からないけど、いい車だということは分かった。
智生は、先に、助手席の方の鍵を開けて、ドアを開けてくれた。
『どうぞっ!!』
『ありがとう、智生。』
私は、ニコッと笑って車に乗った。
智生は、私が乗ったのを確かめると、
ドアを閉めて、運転席の方に行き、
鍵を開けて、車に乗った。
その途端、智生の顔が真剣になった。
私は、そんな智生をじっと見つめた。
『なっ・・・なんだよっ!ジロジロ見るなよ!!』
智生はそう言うと、顔を真っ赤にした。
『だって、かっこいいんだもん!!』
『バカッ・・・。何、言ってんだよっ!!
シートベルトしたか?行くぞ!!』
『うん☆ちゃんとしたよ!!』
私がそう言うと、智生は、照れながらも、エンジンをかけた。
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